なぜか見ていなかった旧名作を今更見るシリーズ
ディカプリオが男前すぎる…
あらすじ・作品概要
1912年、処女航海に出た豪華客船タイタニック号。新天地アメリカを目指す画家志望の青年ジャックと上流階級の娘ローズは船上で運命的な出会いを果たす。身分違いの恋を乗り越え、強い絆で結ばれていく2人。しかし、彼らの行く手には氷山との衝突という悲劇的な運命が待ち受けていた。
(映画.com)
監督: ジェームズ・キャメロン
視聴時間: 194分(←3時間14分)
主演: レオナルド・ディカプリオ、ケイト・ウィンスレット
評価
映画の面白さ:★★★★☆
面白い。約3時間という長さを感じさせない映像の迫力と、船が沈むシーンの緊迫感が凄まじい。これは映画館で観るべきだったと若干後悔した。恋愛パートも王道で没入感があるが、唯一の弱点はやはり視聴時間の長さか。
家族もちへのおすすめ度:★★★★★
悲恋ではあるが、物語として美しく完結しているので、未視聴の奥様と一緒に観れば感動を共有できそう。海外映画で定番のセクシーな場面もあるが、それ以上に歴史や人間ドラマとして面白く、ある程度の年齢の子どもにも観てもらいたいと思える。
総合おすすめ度:★★★★★
名作。時間とお金のかけ方が尋常ではなく、一本の映画に込められた熱量に圧倒される。
感想・イチオシポイント
(ここからネタバレあり)
圧巻の映像と沈没のリアリティ
この映画といえば、何と言っても豪華客船タイタニック号の沈没シーン。圧倒的な映像で、パニック、緊迫感、そして凄惨さがこれでもかと伝わってくる。同時に製作費の高さも感じる。
船内の装飾や人々の服装といった細かなディテールにもこだわりを感じ、船が氷山に衝突し、巨大な船体が折れて沈んでいくまでの一連の流れは圧巻。海水温の低さや救命ボートの不足といった事実も描かれ、とてもリアリティがある。
フィクションを感じるほどの恋愛描写
主人公ジャックを演じるレオナルド・ディカプリオが男前。圧倒的イケメン。
絵の才能があり、行動力にあふれ、愛する人のために自己犠牲もいとわない…。完璧超人すぎて逆に浮いている。沈んだけど。
ローズとジャックのこの王道のラブロマンスが「これは作り話なんだな」と感じさせる要素かもしれない。気になる人は気になるのかな?
「事実」と「創作」のすばらしいバランス感覚
この映画の評価を難しくも面白くもしているのが、この点。
沈没の描写は「リアリティ」を追求しているのに、ジャックとローズの恋愛はどこまでも「フィクション」らしさを感じる。
最初は「どっちの視点で観ればいいんだ?」と戸惑ったが、この二つの要素がいい塩梅で混ぜ合わさっているのが、本作の見どころなのは間違いない。絶妙なバランス感覚だと思う。
さいごに
この映画を見終え、「ほう…」という長尺名作映画でよくある満足感のある喪失感を得て、次に思ったのは「これ、どこまでが事実なんだろう?」でした。
まあそりゃ映画になるように脚色は当然されてるでしょうが、真っ先にそういうことを思ってしまう自分に若干うんざりしていました。大人になるってかなしい事なの…
しかし!そして上記レビューを書いた後に実際に調べてみましたが、それでも監督は「恋愛以外は事実」とのことで!すげえ!
結果的に調べてよかったです。制作秘話みたいなのも軽く見ましたが、すさまじい拘りっぷりでした。船の出向シーンがCGってマジですか?まったくわかりませんでした。
にしても面白かったですね。大迫力の映画で、画面に圧倒されます。ディカプリオの長尺映画にハズレなしです。いまのところ。
今まで見ていなかったことを後悔する類の映画ですが、視聴ハードルが高いんですよね…3時間って表記見たら日和ますもん。
ですが、一度見始めれば美しく迫力あるこの映画にのめりこめるはずでず。長尺の名作映画ってだいたいそんなもんですが。
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