これ、新しいスターウォーズってことにしない?
あらすじ・作品概要
「トイ・ストーリー」シリーズを通して活躍したおもちゃのバズは、持ち主アンディの大好きな映画の主人公であるスペース・レンジャーのバズ・ライトイヤーがモデルになっており、本作ではそのアンディが大好きだったいう映画の物語が描かれる。
バズ・ライトイヤーは有能なスペース・レンジャーだが、自分の力を過信したことで、1200人の乗組員とともに危険な惑星に不時着してしまう。相棒でもある猫型ロボットのソックとともに、全員を地球に帰還させるためのミッションに挑むバズは、個性豊かな新米のジュニアパトロールたちとの出会いを通して、自らの運命を大きく変えていく。
(映画.com)
監督: アンガス・マクレーン
視聴時間: 105分
主演(日本語吹替版): 鈴木亮平(バズ・ライトイヤー)
評価
映画の面白さ:★★★★☆
王道SF!っていう感じの映画。「トイ・ストーリーのバズが出てくる」王道SFアドベンチャー映画と思えば大体間違っていない。映像のクオリティも高く、SF好きな人には文句なくおすすめできる。また、「トイ・ストーリー」は見ていなくても全く問題なし。
家族もちへのおすすめ度:★★★☆☆
映像の迫力や、バズの魅力、わかりやすいストーリーなど子どもにおすすめできる要素は多い。が、昨今のディズニー映画で問題になりがちの「あの主張」が僕には説明できないので子どもにはおすすめできないかも…。
総合おすすめ度:★★★☆☆
面白い映画だった!しかし、純粋なエンタメとして楽しむか、テーマ性まで考えるか…非常に評価しづらくなってしまった悲しき作品。
感想・イチオシポイント
(ここから若干のネタバレあり)
みんながイメージするSFの世界の体現!
コテコテのSF映画。映像の技術が素晴らしく、大迫力。
宇宙船、未来的な武器、未知の惑星、ロボット…。「男の子」が好きなものが詰まっている。
最近のスターウォーズがファンの期待と少し違う方向に進んでしまったのとは対照的に、「こういうのでいいんだよ」という感じ。
ストーリーも王道!しかしキャラは少々ポンコツすぎる?
ストーリーもわかりやすく勧善懲悪もの。主人公バズは挫折を経験し、努力を重ね、仲間とともに、悪の帝王ザーグと戦う…。
そこで出てくる仲間が実に特徴的。個人的には猫型ロボのソックスがとてもいいキャラだと感じた。有能でユーモアもあって毒もある。素晴らしい相棒枠だった。
逆に相棒の女性は…うん…って感じ。ペン大好きマンは存在価値が怪しい。
かなり強めの主張が気になるかも…
妻とみるというよりは、子どもとみる映画…と言いたいところだが…。
この映画、女性同士の愛情が描かれている。まあ、最近のディズニーか…くらいに思って視聴していると、二人の間に子どもが生まれて、その子どもが主要キャラになる。ここらへんで脳が理解しようとするのをやめた。
自分の子どもにも説明もできそうにないし…。社会的に触れづらいし…。
さいごに:「トイ・ストーリー」とは切り離して楽しむSF映画
総じて、「小難しいことを考えずに楽しめる王道SF」として、面白い作品でした。
みんな大好きバズの大活躍!と言いたいところですが、今回のバズの吹き替えは所ジョージさんではなく、トイ・ストーリーのバズとは完全に別キャラですね。これはこれでよかったです。
お決まりの「無限の彼方へさあ行くぞ!」というセリフが、この映画だと仲間との掛け合いになっていて、「無限の彼方へ…」「さあ行くぞ…」「「ボフゥ」」としっとりと言っていて若干の解釈違い感。ちょっと笑った。
バズ以外はほぼ新キャラでしたけど、なかなかそれぞれ特徴的で面白かったです。ザーグも既存キャラですが、もはや完全に別物ですし。でもこれ、キャラの設定が変わってるからトイ・ストーリー2とつながらなくなっちゃいましたね。まあいいか。
ということで、いまからこの映画をスターウォーズのEP7ってことにしない?ダメ?
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