昔、「ウッディに似てる」と言われた男が、育児中に『トイ・ストーリー』を見直した話、その3
あらすじ・作品概要
カウボーイ人形のウッディやバズ・ライトイヤーらの持ち主アンディは大学進学が決定し、おもちゃを整理することに。だが母親の手違いなどにより、おもちゃたちは近所の保育園に寄付されてしまう。アンディに捨てられたと思いこみ傷心のおもちゃたちだったが、ウッディはただひとりアンディを信じて保育園からの脱出を試みる。
(映画.com)
監督: リー・アンクリッチ
視聴時間: 103分
評価
映画の面白さ:★★★★★
前作で保留にした回答の答え合わせ。物語最初で前作の残した問題点をぶつけるというクライマックス。きれいな物語の〆。
家族へのおすすめ度:★★★☆☆
基本はやはり見ているだけで楽しい。が、今作はなんか全体的に暗くない?
総合おすすめ度:★★★★☆
安定して面白い。ぜひともトイ・ストーリー1,2を見たうえで視聴したい。
感想・イチオシポイント
(ここから若干ネタバレあり)
前作の保留した命題「おもちゃとしての幸せとは」の続き!しっかりと回答が用意された
前作のプロスペクターがいう通り、ウッディが選んだ選択は「別れがくる・終わりがくる」ことをしっかりと描いている。そして次の持ち主であるボニーに託した瞬間、愛情は終わることなく引き継がれていくことが示された。素晴らしい回答やん…
子どもが恐怖の対象?
この映画の子どもは、遊び方を知らず破壊神のような「イモムシ組」と、遊び方も穏やかな「ちょうちょ組」という、対照的な存在として描かれています。
対象年齢を守ってね!という教えなのだろうか…?子どもがすごく怖く見える。
暗い!
裏切り、陰謀、暗い過去。メイン会場は夜の保育園や牢獄。盛り上がるシーンはごみ処理施設。展開としては、悪役にしっかりとハメられて絶体絶命、最後は神頼み。
絵面が暗い!
ついでに言うと、今作は先ほど述べたように「いずれは終わる持ち主との愛情」を選んだ結果どうなるのかを描いているのでテーマからして重い!雰囲気をぶっ壊してくれるのはケンくらい。この男おもしろすぎる。
最後に
トイ・ストーリーの初代を映画館で見た少年・少女がリアルタイムでこの映画を見るとすさまじくぶっ刺さりそう。僕もこの映画の放映当時に劇場で見ておけばよかったな、と思いました。
エンドロールのNG集がなくなってしまって少し残念…いや、かなり残念。その後が描かれるのはいいと思うけど、あの演出が好きだったのです…。
こんなきれいに終わった作品の続編ってどうなるんだ?と気になって仕方がないので、明日、トイ・ストーリー4を視聴します。
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