通勤式エンタメレビュー|ハイスクール・ミュージカル(2006)【映画】

エンタメレビュー

細かいことは気にするな!青春を感じろ

あらすじ・作品概要

イースト高校バスケ部の人気者トロイと、数学が得意な優等生ガブリエラ。大みそかのパーティでなりゆきからデュエットすることになった2人は、一緒に歌う楽しさを知り、互いに好意を抱く。そして新学期、偶然にもイースト高校にガブリエラが転校してくる。再会を果たした2人は、学校主催のミュージカルのオーディションに一緒に参加することを決めるが……。

(映画.com)

監督: ケニー・オルテガ

視聴時間: 98分

主演: ザック・エフロン、バネッサ・ハジェンズ


評価

映画の面白さ:★★★★☆

面白い!とにかくテンポが良く、98分間全く飽きさせない。
問題発生から問題解決の速度もすさまじすぎる

家族もちへのおすすめ度:★★★★★

文句なしの星5つ。ネガティブな要素がなく、見終わった後に家族みんなが明るい気持ちになれる。「周りに決められた役割だけでなく、自分の『好き』を大切にしよう!」というメッセージは、子どもにも伝わりやすいはず。

総合おすすめ度:★★★★★

おすすめ!理屈抜きで元気になりたい時、とにかく明るいミュージカルが見たい時に、これ以上ない一本。

感想・イチオシポイント

(ここから若干ネタバレあり)

圧倒的テンポ感!

良くも悪くも勢いがすごい!楽しい気分のまま最後まで突っ走る映画。

展開に多少の疑問はあるのだが、あまりにも圧倒的勢いで疑問が流されていく。「まあ丸く収まったからいっか!」で終わる映画。細かいことは気にすんな!の精神。

特に友人たちの仕打ちは、とても親友のやることとは思えないほどゲス。主人公のトロイも一度は「みんなには失望した」と言うのに、彼らが反省した途端、あっさり許して協力体制に。心がデカすぎるだろ、アメリカ男児…。

青春のオーバーフロー

映画全体から漂う青臭さ

まだ自分というものが確立できていない少年少女が、他人の意見に流されず、自分の意志で「本当にやりたいこと」を選ぶ。そんな王道の成長物語。

いいねえ青春だねぇ。涙が出ちゃうよ。

魅力的なキャラ達!

みんなそれぞれ個性があって、敵味方問わずいいキャラをしている。

特に主人公トロイ君はイケメン・いいやつ・バスケうまい・器がでかいと人間的に欠点がなく、あまりにも強すぎる。性格にトゲもないので素直に応援できる。

僕は個人的にスイーツづくりが趣味のチームメイト、姉のイエスマンになっている双子の弟がお気に入り。みんな魅力的なので、視聴した人それぞれで違うキャラが好きになりそう。


さいごに:天は二物も三物も与える

少しうがった見方をすると、この物語は「スクールカースト最上位の完璧超人が、バスケだけでなく『歌』という新たな武器まで手に入れてしまう話」とも言えます。天は二物も三物も与えまくっている

そんなトロイ君の圧倒的なカリスマや、日本の学校とは違う自由な雰囲気に驚かされるのも、本作の楽しみ方の一つかもしれません。僕があの環境にいたら「才能のないガブリエラ」みたいになりそう。絶対つらい

とはいえ難しいことは抜きにして、頭を空っぽにして楽しめるエンタメ作品であることは間違いありません。

「最近ちょっと疲れてるな」「とにかく明るい気分になりたい!」

そんな時に、ぜひ見てみてください。きっと元気をもらえますよ!

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