妻の元気を取り戻せ!
前回、「妻に元気がない!」という家庭の危機に際し、僕は妻の回復プランをいろいろと練り上げました。(まだ読んでいない方は、まずはこちらの考察編からどうぞ)
しかし、計画は実行しなければ意味がありません。机上の空論で終わらせるわけにはいかないのです。 ということで、我が家の平和を守るため、練り上げた作戦を全て実行してみました。その結果を、ここに正直に報告します。
対策プランの実施結果報告
【睡眠不足】への対策:とにかく妻が休める時間を作る
▶︎作戦1:強制休息
まずは物理的に妻を休ませるため、週末の家事を全て引き受けることを宣言しました。授乳以外の家事を片っ端から片付け、ピカピカになったリビングで、妻にカフェインレスのコーヒーを差し出し、「あとは任せて。ゆっくり休んでて」と伝えました。
【効果:中】 「ありがとう」と喜んでくれ、その時間を昼寝に充ててくれたので、一定の効果はありました。ただ、やはり数時間の休息だけでは、慢性的な睡眠不足の根本解決には至らない、というのが正直なところです。
▶︎作戦2:夜間、子どもを預かる
次に試したのがこれです。妻には別室で耳栓をして寝てもらい、夜間は僕と子どもだけで過ごすという荒療治。ミルクの準備を万端にし、いざ就寝しました。正直、夜中に泣かれたらどうしようと少し緊張しましたが、幸いにもぐっすり眠ってくれました。
【効果:大】 これはかなり効果がありました。翌朝、久しぶりにまとまった睡眠が取れた妻は、明らかに表情が明るくなっていました。やはり「睡眠」は何よりの特効薬だと痛感します。
【ご機嫌取り不足】への対策:感謝と愛情の「見える化」
▶︎作戦1:照れを捨てて、直球の「愛」を囁く
これが一番勇気がいりました。夕食後、一息ついたタイミングで、愛を囁いてみました。
【効果:大】睡眠の次くらいに効きました。 妻の笑顔の質が明らかに違ったのです。いかに普段から、僕がこういう言葉を口にしていないかの裏返しでもあります。反省ですね。
しかし、本当に恥ずかしいんですよ、これ…。
▶︎作戦2:「ありがとう」をスイーツに込めて
言葉だけでなく、形でも感謝を、ということで近所で評判のシュークリームと、授乳中でも飲むことができるカフェインレスのお茶を買って帰りました。「いつも頑張ってくれてありがとう」と一言添えて。
【効果:中~大】 もちろん、大喜びでした。幸せそうにシュークリームを頬張る妻の顔を見て、僕も幸せな気持ちになりました。やはり「ちょっと良いスイーツ」は裏切りませんね。
【不用意な発言】への対策:「聞くスキル」を磨き上げる
そして、最難関クエストがこれでした。 (…「決めつけるな」「わかってほしいだけ」のあなたの素晴らしい分析はそのまま)
【効果:不明…】
正直なところ、うまくいったのかどうかの判断が難しいです。会話の際に「決めつけない」「まず聞く」を徹底したつもりですが、妻が明確に「嬉しい!」という反応をする類のものではありませんでした。
それどころか、意識しているのにうっかり地雷を踏んで妻の怒りのボルテージが上昇することも…。無意識の自分をコントロールすることほど難しいことはありません。日々精進あるのみですね。
【妻に直接聞いてみました】
「最近、君の話を聞くように意識してるんだけど、どう?」と尋ねてみました。 妻の答えはこうです。 「意識してくれてるのは、すごく分かる。実際、聞き役に徹してくれる時は、気楽に話せて楽しい。でも、たまに気になる言い方をされると、やっぱり不機嫌になっちゃう。ごめんね」 …とのこと。まだまだ先は長いですね。
そして、僕は本当の問題に気がついてしまった
今回の作戦、結果としてはまずまずでした。実践すればするだけ元気になってくれたのは間違いありません。
しかし、全てを実践して、翌日になったとき、僕は一つの大きな問題点と、この戦いの「本当の敵」の正体に気づいてしまったのです。
それは「効果が持続しない」ということでした。
最大の問題点:効果が持続しない
そう、妻の元気は一度回復すれば終わり、というものではなかったのです。 プレゼントや優しい言葉で一時的に回復しても、翌日の夜泣き対応やワンオペ育児で、あっという間にメンタルは削られていきます。効果は持って当日限り。次の日にはまた新たな問題が発生しています。
だからこそ「日々の努力」に意味がある
しかし!ここで「効果ないじゃん!やる意味ないじゃん!」と思ってはいけません。絶対に。
あなたが妻を気遣って行った行動は、決して無駄にはなっていません。その日の夜に尽きかけていたメンタルを回復させ、最悪の事態を防いでいるのです。あなたの努力によって、現状が「維持」できているのかもしれません。
我々夫がすべきことは、毎日少しずつ努力を続けていくことなのだと思います。
日々、妻に感謝(と、愛)を伝え、自分に余裕があるときは家事を代わり、妻のメンタルがすり減ってきたなと感じたら、スペシャルケアとしてスイーツを献上する…。
この地道な戦いこそが、家庭の平和を守る唯一の道なのかもしれません。 道は長く険しいですが、共に戦っていきましょう。
それでは!



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