筋トレへの憧れと現実…
筋トレ。それは多くの男が一度は憧れ、そして大半が挫折していく道。 理想の肉体を夢見てジムに入会し、数回は頑張るものの、筋肉痛と面倒くささに負け、気づけば会費だけを払い続ける幽霊会員に…。我ながら、ジムにとっては良いカモだったと思います。
しかし! そんな僕も、結婚して同棲を始めるまでは、コンスタントにジム通いを続けていました。 つらく苦しい義務だったジム通いが、歯磨きのように「行って当たり前」の習慣へ。 今回は、一人暮らしの皆さんにオススメしたい、僕が編み出した「挫折させない」ためのジム通いの仕組み(ハック)と、その最強ルーティン。そして、結婚した今、僕がジムに通っていない理由まで、正直に語りたいと思います。
なぜ僕らはジム通いが続かないのか?4つの原因
まず、敵を知ることから始めましょう。僕が考える、ジム通いが続かない主な理由は以下の4つです。
- 行くのが面倒くさい: 仕事で疲れた後に、わざわざ着替えてジムに向かう気力が湧かない。
- 行く理由が弱い: 「痩せたい」という漠然とした目標だけでは、「今日くらい休んでもいいか」に勝てない。一度行かないとどうでもよくなってしまう。
- 何をすればいいか分からない: マシンはたくさんあるけど、効果的な使い方が分からず、なんとなくで終わってしまう。
- 効果が感じられない: すぐに結果が出ないので、モチベーションが続かない。
この記事で紹介するのは、これらの「面倒くさい」「理由が弱い」という最初の関門を、力技で突破するためのハックです。
僕が編み出した「挫折させない」ためのジム通いハック4選
ハック①:住居ハック「ジムが帰り道にある家」に住む
いきなり何を言っているんだ、と思うかもしれません。しかし、これが最も重要です。「最寄駅、あるいは通勤経路の途中にある、個人ロッカーとシャワー付きのジム」の近くに住んでください。一人暮らしなら、引越しのハードルは低いはずです。 これにより、「わざわざジムに行く」という行為が、「家に帰る途中に寄る」という自然な行動に変わります。だから一人暮らし向けの記事なわけですね。
ハック②:荷物ハック「個人ロッカー」をフル活用する
ジムが続かない理由の一つに、「荷物の準備が面倒」というのがあります。 そこで、月額料金を払ってでも個人ロッカーを借りましょう。そして、そこに「シャワーグッズ一式(シャンプー、ボディソープ等)」「トレーニングシューズ」「プロテイン粉末」を常備します。 これにより、あなたは「トレーニングウェアと着替え(寝間着でOK)」だけを持って、ジムに通えるようになります。
ハック③:効率化ハック「家のタスク」をジムで終わらせる
これが僕のシステムの核です。 「仕事帰りにジムで汗を流し、プロテインを飲み、シャワーを浴びて、寝間着に着替えて、家に帰る」 この動線を確立します。
家に帰ってから面倒な風呂掃除をする回数が減り、帰宅後は完全にフリータイム。なんと効率的で素晴らしい生活でしょう。 「筋トレをしに行く」のではなく、「シャワーを浴びにジムに行く。ついでに運動もするか」くらいの感覚です。これで「行く理由が弱い」という問題も解決です。
ハック④:精神ハック「理想の自分」に酔いしれる
そして、これら全てを継続させるための最強の燃料が「思い込み」です。
「ジム通いをルーティンにしてる俺、かっこいい…」
「シャワーまで済ませて帰宅するなんて、なんて効率的な生活なんだ…!」
「俺は今、最高の生活習慣をしている…!」
本気で自分に酔いしれましょう。この「自己肯定感の爆上げ」こそが、面倒くささに打ち勝つ一番の薬です。
で、ジムで何するの?意識低い系トレーニングメニュー
「ジムで何をすればいいか分からない」という問題も解決しましょう。 結論から言うと、「自分がやりたいマシンを1つだけ、限界までやる」だけで十分です。
- 月曜日: 胸のマシン(チェストプレス)を1つだけ。
- 火曜日: 背中のマシン(ラットプルダウン)を1つだけ。
- 水曜日: 脚のマシン(レッグプレス)を1つだけ。
こんな感じです。
これなら、メニューに悩むこともなく、短時間で終わります。「運動をしていない自分」より、はるかに高みにいることは間違いありません。 むしろ限界までちゃんとやっているのでちゃんと筋肉は答えてくれます。
もし余裕が出てきたら、「BIG3」と呼ばれる効率の良い種目(ベンチプレス、スクワット、デッドリフト)や、その代替マシンに挑戦してみるのがおすすめです。
おわりに:なぜ僕は「最強のルーティン」をやめたのか
さて、ここまで一人暮らし限定の最強ルーティンを語ってきましたが、なぜ「一人暮らし限定」なのか。 答えは簡単です。 結婚し、妻と暮らす家では、この自分本位なルーティンは通用しないからです。
住む場所も、食事も、生活リズムも、二人で決めるもの。仕事帰りにジムで1〜2時間も自分の時間を満喫し、風呂まで済ませて帰るなんて、許されるはずがありません。 当然のように、僕の最強ルーティンは同棲開始とともに破綻しました。
しかし、このルーティンを実践していた時期の自己肯定感の高さは本物でした。 もしあなたが今、一人暮らしで、筋トレが続かなくて悩んでいるなら、騙されたと思ってこの「仕組み」を試してみてください。きっと、新しい自分に出会えるはずです。
ついでに言うと、筋トレといえば、食事。これらもメニューを考えるのが面倒なので、ベースブレッドに栄養管理を頼みました。
朝:ベースブレッド*1
昼:ベースブレッド*2
夜:ベースブレッド*2
こんなにベースブレッドにしてこいつ頭おかしいんか!という人もいるでしょうが、なぜこうなってしまったかといいますと、食事を作るのが面倒で面倒で仕方がなかったからです。僕は食に対するこだわりが少なく、飽きないタイプだったのでこれで大丈夫でした。
当然ですが、空いた時間に料理を作れる方は作ったほうが食事を楽しめますし、適当な外食を挟むだけでも豊かさは向上することと思いますので、そこは工夫が必要ですね。

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